90年代の国産スポーツカーが熱い!
90年代の国産スポーツカーが熱い!
先日、アメリカの25年ルール解禁によりR32スカイラインGTRの中古車相場が急騰したことは記憶に新しいですが、他にも国産スポーツカーが軒並み値上がりを見せています。
1990年代から2000年代初頭には国産コンパクトスポーツカーが各メーカーから販売されており、現在とはクルマのラインアップは全く異なるものでした。
1990年代といえば今から15年から20年前の車でネオクラッシックと呼ばれるクルマたちですが、この時代の国産スポーツカーが海外でも映画やアニメの影響から高い人気となり、軒並み高騰を見せ始めています。
特に、当時はチューニング真っ盛りの時代だったので、多くのチューニングメーカーから数多くのパーツが供給され、競うようにチューニングをしていた時代でもあります。そのため、中にはかなりハードな使い方をされた個体もあり、程度が良好とはいえないものもあります。
しかし、海外では日本でゴミ同然の国産スポーツカーが高値で取引されており、それに引きずられるように、国内でもハードチューニングされたやれた個体や過走行の個体までも高騰し始めています。
昨年の2018年ごろまでは、S15シルビアも130万円前後で流通していたのに、今年は200万円を超える個体が続出しはじめ、高騰の兆しを見せ始めました。
このように、限定車などの特別モデルでないスポーツカーも値上がりを見せており、1990年代以降の国産スポーツカーを狙うなら、今が買い時かもしれません。
それは、アメリカの25年ルール解禁で日本のスポーツカーが次々と流出が懸念されているからです。
すでにS14シルビアもアメリカに輸出が開始されており、値上がりが始まってきています。
そして、2022年にはEK9シビックタイプRも輸出が解禁になります。
日本を代表する国産スポーツカーが海外で人気が出るのはうれしいことですが、流出してしまうのは逆に悲しく感じてしまいます。
当時の国産スポーツカーの純正パーツは確かに手に入りにくい状況ですが、その反面、チューニング市場が活発だったこともあり、アフターパーツとして社外品が充実しているのもこのころのスポーツカーです。
1台、往年の国産スポーツカーを購入して当時成しえることができなかった、とっておきの1台を製作して大事に保管しておくのもクルマ好きとしてたまらないのではないでしょうか。
国産スポーツカーが手の届かない価格になる前に、検討してみてはいかがでしょう。