オイル交換
メジャーなセルフメンテナンス クルマのオイル交換をしよう
クルマのオイル交換の中で、エンジンオイル交換はかなりメジャーなメンテナンスとなり、古くからクルマを大切にしているクルマ好きな方を中心に行われているセルフメンテナンスです。
オイル交換をセルフで行う方には、エンジンオイルのほかブレーキオイルやデフオイル、ミッションオイルなども交換する人もいます。
しかし、エンジンオイル以外のオイル交換には、特殊な工具が必要なことから、ここではエンジンオイル交換について考えてみます。
エンジンオイル交換を自宅で行う場合、ほとんどの方が下抜きという方法で行うことでしょう。
下抜きをするので、必ずクルマの下にもぐり作業を行うので安全確保には十分注意が必要です。
この安全確保について、安易に考えている人が意外なほど多くいます。
特にジャッキでクルマを持ち上げてジャッキスタンドを使わずにそのまま作業する人が多くいることに驚かされます。
油圧ジャッキは、クルマを持ち上げて任意の高さで保持することができますが、何らかの力がクルマに加わったり、油圧ジャッキにトラブルが起きたりするとクルマは簡単に落ちてしまいます。
そこで、自分の身を守るためにも必ずジャッキスタンドを使うようにしましょう。
また、クルマを無理に持ち上げずにスロープを使って車の下側に空間を作る方法もあります。
クルマのオイルを下から抜くときには、オイルパンについているドレンプラグを外してオイルを抜きますが、ドレンプラグにはパッキンが取り付けられており、基本毎回交換することが推奨されています。
オイルを抜くときに必要な道具は、ドレンプラグを外すメガネレンチ、廃油を入れる容器、そして新品オイルを入れるオイルジョッキがあればよいでしょう。
オイルを抜くときに、完全に抜こうとオイルパンの位置を傾け、いつまでもドレンを閉めずに待つ人もいますが、全てのオイルが抜けることはありえません。
そこで、ある程度で見切りをつけてドレンプラグを締めましょう。
ただ締めるときに強く締めすぎるとオイルパンを破損させるので、トルクレンチで管理をしたほうが良いでしょう。
オイルを入れるときには、周りにオイルがこぼれても問題ないようにオイル注入口の回りをウェスで囲っておくとよいでしょう。
オイルは、クルマにより規定量がありますから、少なすぎたり多すぎたりしないように注意します。
